現役の理系研究者::ぼくはPhD.KKK

フェローシップ(助成金)獲得で、国内のブラック研究室から解き放たれた生粋のアル中研究者。生命科学専攻。ゆるーくポップに分かりやすく、をモットーに「医科・生物学の話題」と「摩訶不思議な研究職ライフ」を発信します!英語力0からの留学経験に基づく「初心者向け」英語学習テクもあるよー٩( ᐛ )و

【簡単!サイエンス】なにが凄いか、ノーベル賞:オートファジー編

皆さん、生物学系(バイオ系)の日本人研究者って凄いと思いませんか??

 

ぶっちゃけ学術研究の最大拠点は、アジアでなく、ヨーロッパとアメリカです。留学してるから実感しますが、もう規模が違いすぎます。田舎から東京に初めて出てきた大学生の時と同じくらいの衝撃をぼくは今、感じまてす(←EU留学中)。

 

それにも関わらず、日本から沢山の

ノーベル賞受賞者がでているわけです。

 

山中伸弥先生が、iPS細胞の樹立
本庶佑先生が、PD-1の発見
大隅良典先生が、オートファジーの発見

 

日本は、研究者地位が低いとか、研究予算が海外の1/10しかないとか.. 色々なお話がニュースで流れています。実際に、海外に比べたら圧倒的に小規模です。でもですよ.. それでも日本の研究レベルは物凄く高いんです。ぶっちゃけ、アメリカ、イギリスの次にくるのは、日本だと思います。冗談じゃなく。

 

調べてみると、ドイツやフランスもノーベル賞受賞者が多いのですが.. 実際のところ、EUとイギリスは「飛行機3時間程度で行き来できる関係」なので、人的/知識的/技術的に共有されています。なので、世界二大研究拠点アメリカ、イギリスの恩恵を結構受けているわけです(←EU留学生の実感)

*そして、やっぱり戦勝国はつよし..

 

日本は、極東なんて表現されている通り、アジア以外へのアクセスが最も遠い国ですかがら、現状、独力で研究頑張っている国なわけです。。まあだから、「規模が小さい」とEUから見てぼくは思うわけですが、それを考えると、あり得ないくらいレベル高いわけですよ。。

 

閑話休題

 

さて、今日はそのノーベル賞の1つ「オートファジー」について簡単解説していきます。これが、どういった「①なぜノーベル賞を取れる発見」だったのか、「②オートファジーとは何か(簡素版)」、そして「③学術業界だけでなく、ぼくたちの生活にどういった貢献があるのか」.. それを2000字以内(3分読了)で解説します!

 

<目次>

 

あああ

 

ああ

 

 

あああ

 

ああ

研究者としてアカポスで生き残るのに最重要なこと by 海外ポスドクnowな僕の視点①

大学研究職って生き残り大変

博士課程の学生、博士研究員(ポスドク)として僕に未来はあるのかな。。なんてことを一応、EMBO/MarieCurie/海外学振などのフェロー取得者として、意見交換・成熟してきた海外ポスドクとしての僕の視点でつらつら考察する.. の巻。

 

第一部:生きるためには留学しなければならない、というキャリア考察

 

 

まえがき(自己紹介)

 

自分で言うのもなんですが、僕は恵まれていると思います(学歴的には恵まれてないけど.. 高校生の時の自分が草; 作家志望だったし)Twitterとかではアカポス研究者って闇病みヤミ子ちゃんばかり目立つ中、僕は前ラボの教授から信頼され、修士の時より、時に、Grantのゴーストライターをやらされ、ゴースト査読者や審査員となり(科研費も)、ラボマネジメントや学生指導の中心に立たされ、秘書さんのお手伝いに奔走し。。それでも順当に博士号をゲット出来ました。

 

上記の、普通の博士/修士学生が見たら「え?」っていう経験が僕の研究者としてのmaturationを加速的に促進したと思います。安心して下さい。ぶっちゃけそれは良い博士論文を書くのに全部不要です。必要になるのはその5-10年後です。こんな余計なことに多大な時間を割いて、それでも良い博士論文を出せたのは、先輩後輩、仲間に恵まれたことが大きかったと思います(運とは言わない、言ってなるものか)

 

まあそれはさておき。

 

それから海外留学して、H-index >80、論文引用数:総合3万オーバー怪物PIの元に留学して、本格的な調律を受けた今、色々と見えてきた残酷な事実があるわけです。僕らポスドク博士学生みたいな立場が低い人間が、うまく生きるには、上のポストに居る人達をうまく掌でころころせにゃならんわけです。

 

当然、コロコロするなら、彼らの思想や戦略、考え方の下地を理解しないといけません。ころころしている事には気づかれないか、気付かれた上で気持ちよくなってもらわにゃなりません(変な意味ではない)。

 

以下に、僕の知る、よくあるポスドク/博士学生の誤解を書きます。心当たりがあるなら、本記事のキャリア考察は一見の価値があるかもしれません。

 

・ラボは論文を欲している
・生き残りには業績こそ最重要である
・学生指導は雑務で、重荷
・実験を頑張る!結果を出す!それが生き残り
・同じラボに居た方が論文出る、だから生き残りやすい

 


全部、深刻なミスリードを孕んでます。


本記事を読まなくても、ぶっちゃけいいので、一度、立ち止まって、よくコレを考えてみて下さい。時間をかけてゆっくり考えれば絶対気付けますから。どうか、これは重要な気付きなんです。

 

ちなみに本記事は、生命(医)科学分野、非MD、非旧帝大(有名大含む)、アカポス研究者として書きます。他分野にも共通項はあると思いますが、分野差は小さくないのでご了承をば。小さな、または最新の情報共有はTwitterにて。。ゆうらく:PhD🇮🇹海外研究フェローなう (@U_hiraku) | Twitter

 

なぜ、海外留学を選んだのか

 

まず質問です。

あなたは博士卒業の後に、どんな進路を希望してますか。勿論、博士論文が成功しないと未来が開かない博士学生にそんな余裕がないのは分かってます、皆そうですから。。でも一回、その希望進路の募集要項を見たほうが良いと思うんです。

 

時間がないなら本記事をとりあえず参考にしましょう。

 

アカポス募集は、JREC-IN portalや実験医学とかに載っていたりするのが一番目に付きやすいと思うんですよね。大学には大学の運営戦略があります。大学は学生にサービスとして教育を提供しないといけません。円滑に循環する日本サイエンスを維持しないとなりません。この事実を軽視してきたピュアな研究者のあなた(←決めつけww)

 

たぶん、調べればあなたは絶望します。
制限の多さに絶望します。

 

・過去、助教経験者は✗:
皆にチャンスを与えるため

・MD限定:
PhDだけじゃ医師志望者の人生相談には乗れない

・女性のみ:
やっぱ女性視点って大切。可能な所では機会を作りたい
あと、案外、大学生は女生徒も多いし、女子大もあるし

・海外留学経験3年以上:
いうてもグローバル化は重要視されてる

・〇〇(博士)限定 etc..

 

こういう制限がバンバンあって、ただでさえ飽和してる募集が更に酷いことになります。助教以上のポストを博士卒業と同時にとるってかなり大変、かつ僕自身は、その目先の安定(助教ポスト)は、長期的な不安定になると思ってるわけです(2回目は弾かれやすいし)

 

僕は、海外留学を選択した勢です。
だからポジショントークみたいですが。。
僕のキャリア考察を聞いてほしんです。

 

 

①海外留学経験

 

これが、条件に入る場合って案外多いんです。もしアカデミアはもう良いから企業に行こうと考えたとしても、海外留学経験はかなりの強みです。なぜなら、明確な他候補者との区別化になるからです。海外交流や研究グローバル化などを意識した募集では、強烈な強みです。

 

ぶっちゃけ、あなたもあんまり海外留学したくないですよね??

 

日本は研究レベル高いし、国民性としてかなーりの安定志向なのも相まって、全体的に留学に積極的じゃありません。だからこそチャンスがあるなと思ったわけです。

あと副次的な気付きとして、EUで家庭持って生涯ポスドクで生きていくのは、そんなに難しくないですし、そんなに貧乏でもないです。日本じゃポスドク年齢制限/雇用回数制限/低所得で詰みますけどね。

 

 

②お・か・ね

 

助教は良いですよね!高給ポスドクだって基本は勝てません。助教にはボーナスありますし、手当の面でポスドクは高給でも基本はビハインドです。それに比べて海外フェローは良いです。理由は3つあります。

一つ目に、日本との物価差で、例えば同じ年収300万円が、下手したら500万円とかに化けます。二つ目に税金です。日本は充実していて「皆助ける精神」なので結構所得者の負担が大きいです。年収400万円超えると結構顕著に重くなってきますよね、色々。海外ではこの辺の事情が違います。最後に。。。。これはこのブログがもし閲覧されまくるようになったら消しますが、海外留学助成金に税金が本当にかかるのかって問題です。ここはぶっちゃけフェロー研究者の暗黙ですが、適用できない場合が多々あるんですよね。たぶんガチアンケート取ったらヤバいです。脱税じゃないんです、ちゃんと然るべき所に話を通しても適用できないです。日本ってグローバル化とか言ってる人は殆ど海外生活したことないんで、その辺り、海外事情とか知らないんでしょうね(←これはマジでやばいお話。お国毎に違うと思いますけど)。

 

 

③研究業績の詰み(積み)やすさ

 

みんな誤解しがちですけど、大学は教育サービス提供が業務で、助教含めた大学教員にとって、教育は仕事です。雑務じゃないです、契約の時点で主業務なはずです。授業とか実習とか、研究室に配属された学生指導とか。その辺りは大学次第ですが、それなりに大変なはずです、なんせ主業務ですからね。学生無視する教員とか、ぶっちゃけ、然るべき所に出れば勝てますし、こっちは負けますから気をつけましょうね。冷酷な事を言えば、おおよその場合、あなたは教員で副業サイエンティストです。

 

でもキャリアは研究でジャッジ、ですよね?

 

え?それなんて糞ゲ??????

 

。。僕、思うんですけど、研究能力がまだまだ伸びしろいっぱいある博士卒業時点から、即助教着任で生き残れる人ってかなり少ないと思うんですけど。皆さんはどう思います?博士卒業即助教着任の生き残り率って絶対調査したほうが良い。

 

 

④ラボを変更しなければならない

 

これ、目の前の論文に目一杯だと失念しがちなんですけど。。。。正直、同じラボでめっちゃ業績詰んでも、日本はそんなに意味ないです。いや、数が多いほうが良いんですけど。日本人って本当に疑い深いので皆言うんですよね「これは前ラボのPIが良かっただけじゃないか」「前ラボとたまたま相性良かっただけじゃないか」

 

プラチナむかつきます!!!!

 

でも事実としてそうなる。なっちゃうんです。。日本は一個のラボで業績山積みするより、複数ラボで業績ちょい積みする方が強いんです。まあ、あなたが現ラボの後継者的な立ち位置なら別ですが。

 

 

⑤外に出るタイミングは今しかない

 

ぶっちゃけ、日本の研究力(若手)はめちゃ高いです。もし海外学振獲れるなら、EU最大の留学フェローEMBO/MarieCurieもポテンシャルとして獲れます。ちなみに、条件が段違いなので、EMBO/MarieCurie通ったら、海外学振なんていらん。

 

ここで国内と海外の海外留学フェローの大きな特徴の違いを書きます。

・日本→年齢制限
・海外→PhD取得1-2年で制限

 

分かります?

国内のポスドク雇用は言うても闇です。ほぼほぼ、海外ポスドクの方が、金銭的に、あるいは生活的に楽です。どうせ3-5年で論文出さなきゃですしね、どっちにせよ。前述のように、日本人はコテコテの安定志向なので、どんなに言っても殆ど留学しません。倍率は思ってる以上に低いです。もし倍率高く見えても、一個のフェロー獲れる人は他も獲れるので、どうせ辞退します(併用できないので)。実際、僕は、留学当初

・国内フェロー:上原/早石/アステラス/海外学振(補欠)
・海外フェロー:MarieCurie

が採択されてて、バッチリ採択率に影響を及ぼしましたが、MarieCurie獲って他は全部辞退です。フェロー通過率20%だったらそれはトップ20%じゃないです、トップ5%を抜いた上位20%です(高額になるほど辞退率は下がりますが)

 

どうです?

ちょっと自信でません??

 

 

本題: アカポス生き残り戦略

 

さて、ここまでのお話が前座。

僕は、今の現状が生きるための最適解だったと自信を持って言えますけど、ここからPIの心理を理解して、どう生きていくかを考えて実践せねばなりません。

 

。。まあ書いたのですが、ここまでと同じくらい文量あるのでそれは次回に。

 

キーワードは「PIは論文はいらない。本質的には欲しているのはGrantだけ。研究系PIとはGrantを獲れる人間である」というお話です。この言葉で、なにか刺さるモノがある人は、PIになる未来が案外近くまで来ているのかもしれない。。。。。。。なんてことはまるでないwwww (まあそこまでは甘くないですよね)

 

詳細と更新情報はツイッターまで
次回更新は、2週間以内です。

 

ではでは〜

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