現役の理系研究者::ぼくはPhD.KKK

フェローシップ(助成金)獲得で、国内のブラック研究室から解き放たれた生粋のアル中研究者。生命科学専攻。ゆるーくポップに分かりやすく、をモットーに「医科・生物学の話題」と「摩訶不思議な研究職ライフ」を発信します!英語力0からの留学経験に基づく「初心者向け」英語学習テクもあるよー٩( ᐛ )و

【英語】研究者が発見した、最短の英語習得法 with 生物科学:概論

ぼくは英語が苦手です。

あの高校受験の模擬テスト、英語の偏差値32という結果にぼくの頭は真っ白になった。「今回は勉強しなかっただけだし!」と聞いてもいない友人に言い訳するあの時のぼくがどれほど惨めだったことか。

そして、ぼくは一度、英語学習をやめたのである

――なんて、お通夜みたいな書き出しでごめんなさい!

でもきっと、皆、英語学習の中で、多かれ少なかれ挫折をしたことがあるんじゃないかな。ぼくは辛かった。そして今、海外留学できる程度には英語力があるからこそ、あの時の自分に「苦しまないで」と言ってあげたい。何かを示してあげたい。その言葉はきっとあの時のぼくには届かないけれど、これが誰か一人でもいいから、その心の負担を軽くできたら。。ぼくはいつだって苦手な英語に胸が張れると思うんだ。

今日は、”最短なんてない”英語学習を「最短」に近づけるための学習シリーズ①【学習マインド】について、ぼくの体験談からお話したい。少なくともぼくは戦略レベルで英語を克服した、結構レアなタイプだと思うんだ。

 

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<目次>

 1. あなたの英語は何のため?
  ↑ 今回のメッセージ
 2. 17歳のぼくの英語攻略
 3. 25歳のぼくの英語攻略
 4. 28歳のぼくの英語攻略
 5. まとめ

 

あなたが英語習得を少しでも省略したいなら、
ぼくは力になれるのかもしれません。

 

1. あなたの英語は何のため?

 

英語学習は始める前から始まっている!なんて、かっくいいことを言ってみるけど、これは結構大真面目な話です。まずあなたに一度考えてほしいのが、あなたの戦術と戦略。

戦術 = 戦うそれ自体の力
:スポーツで言えば、各選手の能力
戦略 = 戦うための作戦
:スポーツで言えば、試合の作戦

英語関連の教材って、全部が全部、戦術レベルの話じゃない?僕は英語が苦手だったから、誰かと同じだけの英語学習を、同じようにこなしたら、その誰かよりきっと出来が悪かった。自信がある。スタートの時点でぼくの戦術は負けていた。

でもここで、英語勉強の戦略ってなんだろう、と立ち止まって欲しい。

みんな頭にクエッションマーク。英語習得の流れで、「戦略性」を考えるアホなんて誰もいないかもしれない。ここでいう「戦略」を理解するために考えることはたった一つです。超簡単です。

 

あなたは何のために、いま、英語が必要なの?

 

17歳に、英語学習の再起を一大決心したぼくの目的は【大学受験】の突破でした。25歳に、研究室の教授に放牧されていたぼくの目的は【学術論文を書く】ことでした。そして28歳、海外留学を決意したぼくの目的は【コミュニケーション】です。みんなは、いま、目の前に明確な目的が視えていますか。

ぼくは、
人はもっと自由であれ、と思っているし。
苦手なことは(状況によるけど)、無理してやる必要はないとも思う。

つまり、目的が達成できるのが重要であって。
他はある程度、妥協してもいいんじゃね?

ぼくは、コテコテの日本英語教育の出身者でしたので、英語が苦手です。とりわけリスニング全般がもう手遅れな子でした。リーディングも細かい分野がいっぱいありますよね。ぼくは英語速読ができないので、文章読解はいつも読んでる途中でタイムアップです。

 

共感できるところがあるのなら、たぶん先を読み進める価値があると思う。でも、違うところに苦手意識があるのなら、きっと他の情報発信者の方が絶対いい。大丈夫ですか、少しショッキングなことを話します。

 

17歳のとき、ぼくは気づきました。

「ぼくは英語ができなくても、大学受かればいいんよ」

 

2. 17歳のぼくの英語攻略

 

ぼくは気づきました。

ぼくの志望校、リーディングの方が配点2倍くらい多いじゃん。

そして、ぼくはリスニングの勉強を全てやめて、全部の英語学習をリーディングだけにしました。まあこれを未来の25歳と28歳のぼくが見たら「おいー!!」と盛大にドロップキックするでしょうが、そんなこと17歳のぼくには些末な問題です。ぼくはすでに手一杯だったのです。

 

ぼくは【大学に受かれば良くて】
そのために入試を突破すれば良くて。
英語以外にも、勉強する科目が沢山あって。

――必ずしも英語力を身につける必要はなかった。

 

苦手なことは続けにくいし、改善にも時間がかかる。モチベーション維持に使う精神力が大きいから当然、頭の疲弊が早いのも道理かも。それは、入試までにぼくのお釈迦なお耳に翻訳機能は搭載されないという見切りでした。ばいばい。また11年後に。

この時点で、戦術で劣っていたぼくは、見込みの低いリスニング分の大きな時間をリーディングに使えるようになりました。次にぼくには、長文読解速度という難所が立ちはだかるのですが――今回は【学習マインド】についてお話したいので、いまは割愛させて下さい(また記事書くので、そのときはここにリンク!)

かくして、ぼくはトータルとして、まあまあの英語点数で大学受験を合格したのであった。そして、ぼくの特大の英語嫌いは、少しだけ小さくなったのである。

3. 25歳のぼくの英語攻略

 

17歳のときのぼくのクレイジー英語?攻略マインドは、長らく表舞台に出てきませんでしたが、ぼくの胸の片隅にひっそりと息づいていた。そいつが意気揚々と闊歩しはじめたのは25歳のときでした。

クレイジーさん:呼んだ?|・ω・*)チラ

25歳のとき、ぼくは「英語での学術論文」が必要でした。そして、ぼくは相も変わらず、英語を身につける、よりも【英語論文が書けるようになる】ことに全力を出しました。ここでぼくが使ったのがみんな大好きGoogle翻訳先生です。

重要なところなのですが、Google翻訳ってだいぶ精度が上がってきましたが、まだまだ問題が多いんですよね。「英語:イタリア語」間だとまあ良いのだけれど、「日本語」は語源がかなり遠いからかでしょうか。利用者数の問題もあるのかも。アルゴリズムを成長させるためにぼくらはまだまだ翻訳のトライ&エラーをするべきなのでしょう。

ただまあ残酷な現実として、英語学術論文のようなオフィシャルな舞台で、Google翻訳先生は明らかに力不足でした。

そのため、その足りない部分を補足するために、ぼくがご助力願ったのが、元祖・Google検索大先生の(不)完全一致検索、新気鋭のLudwig先生でした。これらを駆使して、ぼくは、英語の学術論文を執筆していったのです。この文章校閲方法については、いまは割愛させて下さい、この記事では、ぼくがあなたに協力できる(かもしれない)ことの全体像とそのメッセージを知ってほしいからです(また記事書くので、そのときはここにリンク!)

このとき驚いたのですが、この3つの先生方が「こうじゃない」「あれでもない」と議論しているのを見ていたぼくは、いつしか自身の文法校閲力が向上していました。

 

ぼくはこれを、ヒカ碁理論と名付けました。
(ヒカルの碁って今の世代は分かるのかな?)

 

かくして、ぼくはトータルとして、教授の及第点ギリギリで英語論文の下書きを提出して、その後の多大な校閲・修正を通して、なんとか学術論文として完成させることが出来たのであった。そして、ぼくの大きな英語嫌いは、また少しだけ小さくなったのである。

1-3. 28歳のぼくの英語攻略

 

28歳のとき、ぼくは、海外留学を決意しました。その時のぼくは、慣れ親しんだ研究室を離れ、次なる新天地を探していたので、ノリで教授の元に突撃していたのです。

ぼく:HeyHey、俺も巣立ちだー!
   次の職場紹介しろオラー
教授:おお、いいぞいいぞ、アメリカがいいぞ!あそこが世界の中心や

ぼく:(゜ロ゜)ギョェ 

当然、ぼくには日本を離れる気など毛頭なく、「馬車馬のように働く血統書付きのサラブレッド社畜です。役に立つかは分かりませんが、バーゲンしてるからお買い得。お試しあれ」とでもキャッチコピーを添えて、教授に知り合いの先生を紹介してもらう算段でした。

それから教授は、自分の研究留学がいかに素晴らしかったのか、アメリカ生活が楽しかったのか話し出します。が、ぼくの頭の中は、教授がぽろりと言った、アメリカンウイスキーの話でいっぱいでした。そしてぼくは、大好きなワインを飲みまくるためにヨーロッパへ留学することを決めました。キリッ。

さて、ここで問題になってくるのが、ぼくのハリボテの英語力です。ぼくは英会話を頑張るんだと、ついにリスニングを克服するのだと、最初の挫折から15年経ってようやく英語と向き合いました。そして無事に、ぼくは英語を習得したのである。

 

 なんてことはまるでない。

 

リスニングを猛勉強してTOEICを受験したら、リーディングの点数が上がっていました。リスニングはいつもと同じく4択問題の期待値を少しばかり上回る程度。唖然とした。そしてぼくは不貞寝した。

が、さしものぼくも、英語力なくして留学にいくのは怖かった。しかしそこに更なる悲劇が僕を襲う。予定を繰り上げて、少し早くヨーロッパに来てくれと、次の某研究室の教授が言うのだ。

ぼく:6ヶ月は少しじゃない!

――なんて言う間もなく、ぼくは英語力なくして旅立った。このときばかりは、ぼくのクレイジー英語マインドも役立たずだ。人生は急にやってくる。控えめに言っても、ぼくは人生詰んだと思った。英語嫌いのぼくは英語が全く聞きとれないまま、人生初のヨーロッパ旅行である。ヲワタとかぴえんとか、そんな遊び心もなかった。まあ幸い、何も聞きとれない・話せないぼくは、それでもインターネット様の神通力で、無事に目的地に辿り着くわけだが。

 

あのエミレーツ航空は、ぼくにとって、
まさに死刑台への護送車両のようだった。

 

そうして、28歳、絶対絶命のぼくは、遂に英語を習得するのである。小手先の戦略もなく、ぼろぼろに泣きじゃくる思いで、一人。だから、ここだけは、【英語でコミュニケーションを取る】ことだけは、キチンとした英語学習を求めている人にも言えることが沢山ある。こんなボロボロの英語習得者のぼくだから、だから気付けたことが山ほどある。

まとめ

 

長くなってしまった。。
スマホでも見やすい短くポップで手頃な記事がモットーなんに。

ぼくはそういう経歴で英語と立ち向かってきた人間です。褒められたものでも大したものでもないって分かってる。英語習得って凄く大変って、めっちゃ言うよ。でもね、それを分割して、一つずつだったら、もう少し簡単になる。

その一つだけで、あなたの目的が、未来が掴めるかはぼくには分からない。でも確実に言えることは、その一つに縛るのなら、「それはできそう」って何とか言える。なぜなら、英語学習に使うはずだった全部の時間、そこだけに全力で使うから。

 

だから最初に、
「1. あなたの英語はなんのため?」に
あなただけの答えを見つけて欲しいんだよね。

 

そしたらぼくは、あなたの力になれるかもしれないし、なれないかもしれない。それが分かる。15年かけて、段階的に英語を獲得していったぼくが教えられるノウハウは、あの時のぼく、17歳、25歳、28歳のぼくが悪戦苦闘しながら出した苦肉の策、代案的なその場しのぎ。余裕があるなら、他の英語習得法を使ったほうが絶対いい。でもあなたのリソースが限られていて、その英語習得を省略せざるを得ないなら、もう少し、お話しましょう?

 

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頑張って記事書いて、そしたらリンク貼るよー。

 

ではでは。